circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

しのイベントにいったり、しの本を買ったりするとき、いつも思うのは、お金をもらうということにたいする、覚悟のなさで…クラシック好きだからなのか、商売人の家系だからか、朗読して2000円とか、どんだけ、ておもう。難しいのは、ちがう、わたしはプロとしてやっている、などと言う人がいることで、余計にたちが悪い。読み慣れたテキストを作られた感情の起伏で再生されてこれほど辛いものはない。大抵感動的なのは、初めて人前で読む人が声を震わせながら、人の前に自分のテキストを置くという事件に対峙する瞬間で、本当にお前がプロというのであれば、その始原の対峙を毎回再生できてこそだろう。それができる人は本当にすくない。