circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

死をもって完成されてしまう、という感が、どうしてもある。
円環のように完成しておらず、どこかでフラジャイルなぼやけがある、この世で長く存在することができないエネルギー状態のものが、一足飛びに、完成形を持つ、とでも言うような。あいまいなままこの世で安定するためには、たぶん相当な...安心と穏やかさが必要になるんじゃないだろうか。そして、ある、危険さ、あるいは、フラジリティ、自身に対する、頓着のなさを持つ必要がある。しかしながら、本当にフラジャイルな人達はそれにもとから頓着しないままフラジャイルだから心配なのだとも言える。海辺が見える。海辺の高台が見える。藤棚がある。あなたがいる。