circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

下の河村さんの動画で3:04ぐらいから聞いていって、もりあがっていくのだけれど、けっしてオーガズムのようにつっこんでいかず(たくさんの人がこの誤りを犯す)緩急はついているのだが、一方のたくさんのひとたちが緩急をつけ「過ぎ」て突進力を失うのと違って、河村さんはここにおいてちいさい緩急しかつけていない。しかし、突進していきながら本来のクライマックス(3:26)のすこし前の「本当のクライマックス」(いつも本当のクライマックスは本来のクライマックスの少し前にあるとぼくは信じる)である3:18−3:19の激的な溜めを聞く。なんとエモい和音が次に来ることか。そのためで、ぱかーと口を開く河村さんは、本当に本当に美しい顔をしている。この音楽にはその表情しかないと思う。