circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

パガらぷききくらべ

このこはよい。ろしあんぴあにずむの伸びた指がきれい。2:17の切ないどの音がでている。内声がいい。しかし、2:14と2:21のアルペジオはもとうつくしくあるべき。


http://youtu.be/a5-PdJ-_rz8?t=1m37s
われらが河村さんの。いま落ちついて18番前半だけきくとちょっと崩しすぎの印象(もっとしっとりしてほしい)。でも2:41の「ため」はさすが。現場では17番変奏ですでに泣いてしまって、わたしかなり麻痺はしていたけれど、18番変奏はもっと美しくてもいいかな、とソロのときは思った。しかし京響の「うるさくなさ」は本当にすばらしい。この曲、ほとんどのオケがアメリカン・ヒステリックになる。なんて伸びやかなテンポ。そこから河村さんの本領。4:10からのテンポのもっていき方!!4:20の美音とその後の間。で、また泣いたような記憶がある。人生で十本の指に入る名演。コンサートでなくことはなかなかないもの。(この演奏、0:00から聴いてほしい、むしろ17番がよいのです。)



16:09.はしるほうこうへゆらすのはちっともよくない。クライマックスへ駆け上がっていくエクスタシーじゃこれはない。




0:18、そんな絶叫開始?!それからやっぱりこれもエクスタシーのぼりつめ型がっかり。




わたしのなかで河村さんとならぶ現代の光2台巨頭らんらん氏を聞く。繊細、ではある。0:45のフォルテ指定をピアノで弾くその気持ちはよく分かる。とてもよくわかる。だけどさ、そこを美しくしてしまうとその後のアルペジオを強くせざるを得なくなるのだよ...ここは河村さんがその和音をあえてずらしてベースを早めに出しつつ衝撃波を抑えながら大きな音を出し、そのあとの弱音アルペジオに備える、という戦略のほうが正しいと思う。このアルペジオ、絶叫してる人が余りに多すぎる!そしてなぜ走るらんらん。そこは走るとこなのか



6:07.最初はきれい。だが。。。この曲はメロディの曲じゃないと思うんだよ...和声をもっと。線しか聞こえないよ。



つねに強い強い強いか弱い弱い弱いしかない、というところに問題がある。影がなく、うたが、なにより和音がのっぺりしている。



5:55より。冒頭のラファソラで聞くものの腰を砕かないとこの曲の意味がないよ。甘さがたりない。



あら、いいじゃない。そっからはじめんの、てきはするけど。0:18の左手の不安定な3度和音がきれいにひびいてる(結構ここ命)。0:27も。



はやすぎる。



むしろデュトワさまのうごきに魅入られる。下から上へゆっくりと。なつかしい。これだけロマンティックな曲で彼女の不動っぷりは違和感を覚える。音楽にもそれは現れている。ふれはばがちいさいというか、四角い。



問題は御大なのだが...むしろストコフスキーがストコフってる感がある。