circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

モーツアンの40番三楽章はほとんどソ連がいろいろ虐殺する様子を描くショスタのような厳しさを帯びていて、非人間的に、厳しい。優しいなあ、天国のようだなあ、と思う曲はあっても、人じゃない世界にいってしまっているのは、なぜこれだけ、とすら思う。チャイ子の悲愴の三楽章もまた、全然楽しい曲ではなく、死への突撃のようで、これもまたショスタ子のたとえば六番のにがくしょう、三楽章のようなめちゃくちゃな厳しさ、であるように思う。なんでだろう。もつのほうでは、あの、主旋と副旋の絡み方が厳しいなあとおもう。とくに副旋律、れ、れ、れ、どーーーしそれしそ、だっけ。チャイでは、そ、れ、そ、ファ#、どっ、ドドドシ、だっけ。あの、リズムの刻みの厳しさのなかで、高音での軋みと叫びがある。