circustic sarcas

Diary of K. Watanabe

夢日記

こんどはどうやって殺されるのだろうと思ったら、人食いだった。
 
市況より安い値段で話題のDVDが見ることができる店があって、その世界ではもう映画館というものはなく、カラオケのブースのようなところで、DVDで新作を友達と見るのであった。もちろんぼくは友達がいなくて、一人で入っていった。なぜ安いのだろう、と、少し悪い予感がしたので、ほかのブースを覗いてみると、人がいっぱい食われて死んでいた。どうやらこのDVDには見ているうちに「おいしくなってしまう」(つまり注文の多い料理店で主人公2人が調味料をまとっておいしくなっていくようなもので)という作用と、ある種の催眠作用、があるらしい。だから安いのだな、と気づいてしまうのだが、もう遅い。入ったら出られないのがこういう店なのだ。
 
場面は突然変わる。雨が降っている。雨に溶けてひどく崩れてしまった寮の中でかさをさしながらぼくはお風呂へ向かう。お風呂という場所はみんな裸だから無防備である。しらない女の子が脱衣室の外で凍っている。見られながら脱衣して中に入ろうとすると、たくさんの人が凍っている。真ん中に銃剣のようなものをもった男が、見たな、と笑う。裸で凍っている彼らが、もうさされたり打たれたりしたのか、わからない。多分まだだと思う。ぼくは全部を脱いでいなかったので、携帯電話を探すと、彼は「おっと、連絡はよくないねえ」という。一番さきに殺されるかもしれない。
 
そんなところでおきる。